- Web履歴書にはとりあえず入力したけど、これで本当に大丈夫かな…
- 「実績」って書いてあるけど、正直アピールできる成果がない…
- 「自己PR」って何を書けばいいのかわからない…
- 他の人と差別化できる書き方ってあるのかな…
- 企業からスカウトが来るようにするには、どう書けばいいんだろう…
その気持ち、とてもよくわかります。
STEP④で転職サイトや転職エージェントに登録し、Web履歴書の基本情報を入力できたあなた。まずは大きな一歩を踏み出せましたね。
でも、「とりあえず入力した」状態と「企業が思わずオファーを送りたくなる」状態には、実は大きな差があるんです。
dodaやリクナビNEXTなどの転職サイトでは、企業の採用担当者があなたのWeb履歴書を見て、「この人に会ってみたい」と思えば、スカウトメールを送ってきます。
また、転職エージェントも、あなたのキャリア情報をもとに最適な求人を紹介してくれます。
つまり、Web履歴書の「実績・工夫したポイント」と「自己PR」の書き方次第で、転職活動の成否が大きく変わるんです。
リクナビNEXTの調査によると、Web履歴書を定期的に更新している人ほど、企業からのスカウトが届きやすいというデータがあります。
また、「実績」や「自己PR」が具体的に書かれているかどうかで、書類選考の通過率が大きく変わることも明らかになっています。
STEP④で「とりあえず入力」した状態から、さらに一歩進んで「企業が欲しくなる人材」として見えるように磨き上げることが、脱出成功の鍵なんです。
STEP⑤では、Web履歴書の中でも特に重要な「実績・工夫したポイント」と「自己PR」を、どのようにブラッシュアップすれば企業の目に留まるのか、具体的な方法を解説します。
営業など数値目標がある職種と、経理・事務・システムなどのバックオフィス系職種、それぞれのパターン別に悪い例と良い例も紹介しますので、自分に当てはめながら読み進めてくださいね。
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この記事の内容
Web履歴書の「実績・工夫したポイント」と「自己PR」の役割を理解する
まず最初に、「実績・工夫したポイント」と「自己PR」がそれぞれどんな役割を持っているのかを整理しておきましょう。
この2つは似ているようで、実は企業に伝える内容が全く違うんです。
「実績・工夫したポイント」と「自己PR」の違い
企業の採用担当者は、あなたのWeb履歴書を見て「この人は何ができる人なのか」「入社後にどう活躍してくれそうか」を判断します。
その判断材料になるのが、「実績・工夫したポイント」と「自己PR」の2つです。
| 項目 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 実績・工夫したポイント | 各職務経歴に紐づく、その仕事で達成した成果や取り組みの工夫 | 「何ができる人材か」を事実ベースで伝える |
| 自己PR | 職務全体を通じた自分の強み・スキル・貢献できること | 「入社後にどう活躍できるか」をアピールする |
つまり、「実績・工夫したポイント」は過去の事実を示すもの、「自己PR」は未来の可能性を示すものと考えるとわかりやすいですね。
採用担当者は、実績から応募者の能力やスキルを判断し、自己PRからは入社後に自社で活躍してくれるかどうかをイメージします。
この2つがしっかり書かれていることが、スカウトや選考通過の決定的な差を生むんです。
Web履歴書とスカウト・オファーの関係
転職サイトのスカウト機能において、企業の人事担当者は条件で絞り込んだ後に求職者のWeb履歴書を閲覧します。
同じような経験や実績を持っていても、Web履歴書の書き方ひとつで、スカウトメールが届く人と届かない人に分かれるんですね。
- Web履歴書を更新した日が直近の求職者から優先的にスカウトが届く
- 最終ログインが3ヶ月以上前のユーザーは「転職活動をしていない」とみなされ、対象外になる
- Web履歴書は1ヶ月前後を目安に更新するのがベスト
- 「実績」や「自己PR」が具体的に書かれているほど、書類選考の通過率が高くなる
つまり、Web履歴書は「一度作ったら終わり」ではなく、定期的に見直してブラッシュアップし続けることが大切なんです。
それでは、具体的にどのように書けば効果的なのか、詳しく見ていきましょう。
「実績・工夫したポイント」の書き方とブラッシュアップ方法
まずは「実績・工夫したポイント」から解説します。
企業の採用担当者は、求職者の能力・スキルや仕事への姿勢を判断するために、職務経歴に記載された「実績・工夫したポイント」に最も注目しています。
具体的な数字を交えた成果やあなたなりの工夫は、企業に「この人良いな」と思わせるための重要項目です。
なぜ「実績・工夫したポイント」が重要なのか
あなたが企業の採用担当者だとして、次の2人のうちどちらに会ってみたいと思いますか?
Aさん:「営業として頑張りました。お客様と仲良くなることで契約を取ってきました。」
Bさん:「法人営業として年間売上1億2000万円を達成。目標達成率110%を3年連続で維持し、新規顧客15社の開拓に成功しました。顧客の事業課題を深くヒアリングすることを徹底し、価格競争を回避する提案を心がけました。」
圧倒的にBさんですよね。
Aさんの書き方では「何ができる人なのか」が全く伝わりません。一方、Bさんは数字と具体的な工夫が書かれているため、「この人はうちでも同じことができそうだ」とイメージできます。
これが、実績や工夫したポイントを書くことの重要性なんです。
実績を書くための4つの基本原則
効果的な実績を書くには、次の4つの原則を押さえておきましょう。
原則①:希望職種・業界の企業にメリットがある実績かを意識する
書かれている実績を生み出したスキルや取り組みが、企業にとってどのような貢献をもたらすのかを意識しながら記載しましょう。
例えば、営業職なら「売上達成率」や「新規顧客獲得数」、事務職なら「業務効率化」や「ミス削減」といった、企業が求めている成果につながる実績を選ぶことが大切です。
原則②:できるだけ数字を用いて具体的に伝える
「担当製品の売上を伸ばした」ではなく、「担当製品の売上を30%増加させ、売上高を年間5000万円に引き上げた」のように、数字を使った表現にしましょう。
数字があると、採用担当者はあなたの実力を客観的に判断できるようになります。
原則③:文章よりも箇条書きで記載する
箇条書きにすることで「読みやすい」「情報が整理しやすい」「内容を明確に強調できる」効果が期待されます。
長い文章でダラダラと書くよりも、ポイントを絞って箇条書きで示す方が、採用担当者の目に留まりやすくなりますよ。
原則④:仕事の「姿勢」や「工夫」も盛り込む
単にこれまでの仕事を時系列で書くだけでは、無味乾燥な情報になってしまいます。
仕事でどのようなことを意識して、どんな工夫をしてきたのかも盛り込みましょう。
「なぜその実績が出せたのか」というプロセスや工夫を書くことで、再現性があることや仕事への姿勢が伝わります。
数値化できない場合の対処法
- 営業じゃないから、数字で表せる実績がない…
- 事務職だから、アピールできる成果がない…
- バックオフィス系の仕事は地味で、実績として書けることがない…
大丈夫です。安心してください。
バックオフィス系の職種など、営業職の売上のように定量的に表せる目立った実績がない場合でも、十分にアピールできる方法があります。
定性的な実績も立派なアピール材料になる
数字で表現できなくても、以下のような定性的な実績は立派なアピール材料になります。
- 担当していたクライアントとの長期間にわたる良好な関係構築
- チーム内に目を配ってメンバーをサポートした経験
- 将来の目標に向けてスキルを身につけ、事業成長につながる基盤づくり
数字で表現できるバックオフィスの実績例
実は、バックオフィス系の仕事でも、工夫次第で数字を使って表現できることがたくさんあります。
- 部署人数や担当していた取引先の数
- 1日や1ヶ月あたりに処理した書類の件数
- コスト削減額や残業削減時間
- ミスゼロを継続した期間
- マニュアル作成による業務標準化の成果
このように、「効率化」「正確性」「改善提案」という切り口で考えると、バックオフィス系の仕事でも十分に実績としてアピールできますよ。
実績を見つける3つの切り口
それでも「実績が思いつかない」という場合は、次の3つの切り口で考えてみましょう。
- 失敗や苦労した経験を振り返る → 乗り越えた工夫が実績になる
- 人に教えられる業務を考える → 得意なことが見えてくる
- 希望職種・業界で活かせる経験・スキルを探す → 職種や業界の研究から逆算する
この3つの視点で自分の経験を振り返ると、意外と書けることが見つかるはずです。
実績を論理的に伝える「STAR法」フレームワーク
実績を書くときに、ただ箇条書きで並べるだけでは、採用担当者に「なぜその実績が出せたのか」が伝わりません。
そこで役立つのが、「STAR法」というフレームワークです。
STAR法は、Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Result(結果)の頭文字を取ったフレームワークです。
この順番で書くことで、実績や工夫したポイントを論理的かつ簡潔にPRできるのでオススメですよ。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| Situation(状況) | どのような状況・背景があったか |
| Task(課題) | あなたが担った課題や役割は何か |
| Action(行動) | 課題に対して具体的にどう行動したか |
| Result(結果) | 行動の結果、どんな成果が得られたか |
このSTAR法に沿って書くことで、「なぜその実績が出せたのか」というプロセスが明確になり、再現性があることや仕事への工夫が伝わりやすくなります。
「実績・工夫したポイント」の具体例(良い例・悪い例)
それでは、実際にどのように書けばいいのか、具体例を見ていきましょう。
「営業など数値目標がある職種」と「バックオフィス系の職種」の2パターンに分けて、悪い例と良い例を比較します。
ズバリ、各パターンのポイントは以下のとおりです。
数値目標がある職種とバックオフィス系の職種、それぞれで評価されるポイントは違います。
- 数値目標がある職種:「売上」「達成率」「新規顧客数」など数値目標の達成度と、顧客との関係構築・提案力
- バックオフィス系の職種:「効率化」「正確性」「改善提案」という3つの視点で実績を整理する
自分の職種に近い方を参考にして、Web履歴書をブラッシュアップしてください。
パターンA:売上など数値目標達成系の職種(営業職など)
営業職などの数値目標がある職種では、「数字で表せる成果」と「成果を出すための具体的な行動」が評価のポイントです。
単に「頑張りました」では伝わりません。具体的な数値(売上、達成率、顧客数など)と、それを達成するためにどんな工夫をしたのかを明確に書くことが大切です。
それでは、悪い例と良い例を比較してみましょう。
■営業活動
・法人営業:IT商材の販売
・顧客対応:お客様への提案活動
【実績や工夫したポイント】
・営業として頑張りました
・お客様と仲良くなることで契約を取ってきました
・明るく元気に仕事をしていました
→ なぜダメか:
- 業務内容が抽象的すぎて、何をしていたのか具体的にイメージできない
- 「頑張りました」「仲良くなる」では、採用担当者は何も判断できない
- 数字も工夫も一切なく、誰にでも書ける内容
- 「明るく元気」は性格の話であって、実績ではない
- 「どんな課題に対してどう行動し、どんな結果を出したのか」が全く見えない
■法人向けIT商材の新規開拓営業(2022年4月〜2025年12月)
・新規顧客開拓:製造業・医療業界を中心に月平均20社の新規訪問活動を実施
・提案営業:顧客の業務課題をヒアリングし、最適なITソリューションを提案(SaaS型業務管理システム、勤怠管理ツールなど)
・見積書作成・契約業務:月間平均15件の見積書作成、契約締結までのプロセス管理
・既存顧客フォロー:導入後の運用サポートと追加提案による契約更新・アップセル活動
【実績や工夫したポイント】
・年間売上1億2,000万円を達成し、目標達成率110%以上を3年連続で維持
・新規顧客を年間15社獲得し、既存顧客のリピート率95%以上を達成
・単なる商品説明ではなく、顧客の事業課題(「残業時間削減」「業務ミス防止」など)を深くヒアリングし、課題解決型の提案を徹底
・コスト重視の顧客には、初期費用を抑えたプランとランニングコスト削減効果をシミュレーション付きで提案し、価格競争を回避
・受注後も月1回以上の定期訪問を実施し、運用状況の確認と追加提案を行うことで、顧客満足度向上とリピート率向上に貢献
■既存顧客向けアップセル・クロスセル活動(2023年10月〜2025年12月)
・既存顧客管理:担当顧客50社の契約更新と追加提案活動
・アップセル提案:利用状況分析に基づく上位プランへの切り替え提案
・クロスセル提案:関連商品(セキュリティツール、データ分析ツールなど)の提案営業
【実績や工夫したポイント】
・既存顧客からの追加受注で年間3,000万円の売上を創出
・顧客の利用データを分析し、「現在のプランでは処理件数が上限に近い」など具体的な根拠を示すことで、アップセル提案の成約率を60%に向上
・契約更新時期の3ヶ月前から定期的にコンタクトを取り、他社への乗り換えを防止(解約率5%未満を維持)
→ なぜ良いのか:
- 業務内容が「新規開拓営業」「見積書作成」「フォロー活動」と具体的に記載されており、何をしていたかが明確
- 数字が豊富(売上額、達成率、顧客数、リピート率など)で、実力が客観的に伝わる
- 「課題ヒアリング→シミュレーション付き提案→定期訪問」という具体的な行動が書かれており、再現性がある
- 「なぜ成果が出たのか」というプロセスが具体的で、STAR法の流れが組み込まれている
- 業務を時系列や種類ごとに分類(「■法人向け新規開拓」「■既存顧客向けアップセル」)し、読みやすく整理されている
- 採用担当者が「この人はうちでも同じ手法で成果を出してくれそうだ」とイメージできる
営業職の実績は、「何を売ったか」ではなく「どのように売ったか」が重要です。顧客の課題をどう把握し、どんな提案をして、その結果どんな成果を出したのか、というプロセスを明確に書くことで、あなたの営業スキルが伝わります。
パターンB:バックオフィス系の職種(経理・事務・システムなど)
バックオフィス系の職種では、営業のような売上数字はありませんが、「業務効率化」「正確性」「改善提案」という3つの視点で実績をアピールできます。
「パソコンを使った入力作業をしていました」では何もアピールできません。何件処理したのか、どんな工夫で効率化したのか、どんな成果を出したのかを具体的に書くことが重要です。
それでは、悪い例と良い例を比較してみましょう。
■事務業務
・データ入力:パソコンを使った入力作業
・電話対応:お客様からの問い合わせ対応
・書類作成:Excelやワードを使った資料作成
【実績や工夫したポイント】
・真面目にコツコツ作業するのが得意です
・ミスなく丁寧に業務を遂行しました
→ なぜダメか:
- 「パソコンを使った入力作業」では、何を入力していたのか、どんなレベルのスキルがあるのか全く伝わらない
- 「Excelやワードを使った」→ 関数やマクロが使えるのか、文書作成だけなのか不明(使えるだけでは当たり前)
- 「真面目にコツコツ」「丁寧に」は性格の話であって、実績ではない
- 処理件数、効率化の数値、具体的な工夫が一切書かれていない
- 事務職の経験者は大勢いるため、この書き方では差別化できず埋もれてしまう
■営業事務(営業部5名のサポート業務)(2023年1月〜2025年12月)
・見積書作成:営業担当からの依頼に基づき、顧客向け見積書を月平均50件作成(専用システム使用)
・請求書発行・売上管理:月末に月間約200件の請求書を発行し、売掛金管理台帳へ計上(Excel使用)
・受発注管理:顧客からの発注書受領、社内発注システムへの登録、納品スケジュール調整
・顧客対応:電話・メールでの納期問い合わせ対応、見積内容の説明(月平均30件)
【実績や工夫したポイント】
・月末の請求書発行業務で残業が発生していた課題に対し、Excelマクロ(VLOOKUPとピボットテーブルを組み合わせた自動集計ツール)を独学で習得・作成し、作業時間を月20時間削減
・属人化していた見積書作成手順をマニュアル化(Word 15ページ、画像付き)し、新人でも30分で作成できる体制を構築。これによりミスゼロを6ヶ月間継続
・ダブルチェック体制(自己チェック→先輩チェック)を自主的に提案・導入し、請求書の金額ミスを防止(ミス件数を年間5件→0件に削減)
■経費精算システムの改善提案と運用(2024年4月〜2025年12月)
・経費精算業務:社員50名分の交通費・立替経費の精算処理(月平均150件)
・システム改善提案:経理部と連携し、紙ベースの申請フローを電子化する改善案を提案
・運用マニュアル作成:新システム導入後の操作マニュアルを作成し、全社員向け説明会を実施
【実績や工夫したポイント】
・紙の経費精算書が月末に集中し、処理に3日かかっていた課題を分析し、クラウド型経費精算システムの導入を経理部に提案
・システム導入により、精算処理時間を30%短縮(3日→2日)し、月末の残業時間を削減
・全社員向け操作マニュアル(PowerPoint 20ページ)を作成し、説明会を3回実施。導入後の問い合わせ件数を想定の半分以下に抑制
→ なぜ良いのか:
- 業務内容が「見積書作成(月50件)」「請求書発行(月200件)」と具体的で、処理件数も明記されており業務量が伝わる
- 「Excelマクロ(VLOOKUPとピボットテーブル)」と使用した関数を明記し、スキルレベルが具体的
- 「20時間削減」「ミスゼロ6ヶ月」「処理時間30%短縮」と数値化しにくい事務職でも定量的な成果を記載
- 「残業が発生していた→マクロを独学で習得→作業時間削減」というSTAR法の流れ(課題→行動→結果)が明確
- 「自ら学んだ」「自主的に提案・導入」という主体性と改善意識が伝わる
- 業務を種類ごとに分類(「■営業事務」「■経費精算システム改善」)し、読みやすく整理されている
- 採用担当者が「効率化」「正確性」「改善提案力」という3つのバックオフィス系で重視される能力を評価しやすい
バックオフィス系の職種では、「どんな業務を何件処理したか」だけでなく「どんな課題に対してどう工夫し、どんな成果(時間削減、ミス削減、効率化)を出したか」を書くことで、あなたの価値が明確に伝わります。
「自己PR」の書き方とブラッシュアップ方法
次は「自己PR」について解説します。
自己PRは、履歴書では伝えきれない自分の強みを伝えられる場所であり、転職活動をする上でとても重要なポイントです。
採用担当者が自己PRでチェックしているのは、次の3つです。
- ビジネスパーソンとしての基礎的スキル → コミュニケーションスキルやPCスキルがあるか
- 入社後に自社にもたらすメリット → 具体的なスキルや実績から、入社後の貢献度を読み取る
- 社風とのマッチ度 → 人となりを見極め、社風に合うかを判断
つまり、自己PRでは「あなたがどんな人で、入社後にどう活躍してくれそうか」を伝えることが重要なんです。
自己PRの重要性と目的
「実績・工夫したポイント」が過去の事実を示すものなら、「自己PR」は未来の可能性を示すものです。
採用担当者は多忙な中で大量の書類に目を通すため、パッと見て要点が分かる論理的な文章を好みます。
- あなたの強み(結論を最初に)
- その強みを裏付ける具体的なエピソード
- 入社後にどう貢献できるか(未来のビジョン)
この3つの要素がしっかり入っていれば、採用担当者はあなたが入社後に活躍する姿をイメージしやすくなります。
自己PRを書くための4つのステップ
以下の4STEPで進めると、初めての転職者にも取り組みやすいですよ。
- STEP1:過去の仕事での経験・実績を洗い出す
- STEP2:希望企業・職種で求められる能力を想像して厳選する
- STEP3:厳選した経験・実績を能力・スキルに言い換える
- STEP4:100〜200文字程度の短い文章にまとめる
STEP1:過去の仕事での経験・実績を洗い出す
今まで経験してきた仕事の内容を徹底的に洗い出します。
具体的な作業内容、自分のポジション、数字で表現できる実績を整理しましょう。
この段階では、良い悪いを判断せず、思いつくものをすべて書き出すのがポイントです。
STEP2:応募企業・職種で求められる能力を想像して厳選する
求人情報をしっかりと読み込み、希望の企業や企業が求めるスキルや能力を把握します。
アピールポイントは2〜3点程度に絞るのがおすすめです。
あれもこれもアピールすると、結局何が言いたいのかわからなくなってしまいますからね。
STEP3:厳選した経験・実績を能力・スキルに言い換える
例えば、「新規開拓の営業を5年間担当し、毎年売上150%増を達成した」という経験は、「目標達成意識の高さ」「フットワークの軽さ」というスキルに言い換えられます。
経験をそのまま書くのではなく、「その経験から何が言えるのか」を考えることが大切です。
STEP4:100〜300文字程度の短い文章にまとめる
Web履歴書の自己PR欄は、100〜300文字程度が目安です。
職務経歴書に書く場合でも、300字目安、長くても400字以内に収めるのが理想的です。
簡潔に、かつ魅力的にまとめることを意識しましょう。
自己PRを論理的に伝えるオススメのフレームワーク
自己PRを書くときも、フレームワークを使うと論理的で説得力のある文章になります。
ここでは、代表的で効果的なフレームワークを紹介しますね。
フレームワーク①:強み→エピソード→どう活かせるか
最もシンプルでわかりやすい構成は、「強み→エピソード→どう活かせるか」。
マイナビ転職からも推奨されている方法で、読み手もすんなりと理解しやすくなります
- ①応募企業で生かせる強み(結論を最初に)
- ②強みを裏付けるエピソード(具体的な行動と成果)
- ③強みを生かしてどのように貢献できるか(入社後のビジョン)
この3つの要素を順番に書くだけで、説得力のある自己PRが完成します。
同じ職種や業界で、エピソード背景の説明が不要な場合に特にオススメですよ。
フレームワーク②:強み→背景→エピソード→どう活かせるか
フレームワーク①に、どのような環境でその強みが発揮されたかの背景を追加したのが「強み→背景→エピソード→どう活かせるか」。
dodaからも推奨されている方法で、より論理的で説得力が高くなります。
- ①応募企業で生かせる強み(結論を最初に)
- ②強みを発揮した環境や状況(エピソードの背景や前提)
- ③強みを裏付けるエピソード(具体的な行動と成果)
- ④強みを生かしてどのように貢献できるか(入社後のビジョン)
特定の困難な状況から得た行動や成果の場合や、職種や業界が異なる場合にオススメです。
「自己PR」の具体例(良い例・悪い例)
それでは、自己PRも実際にどのように書けばいいのか、具体例を見ていきましょう。
「実績・工夫したポイント」と同じく、「営業など数値目標がある職種」と「バックオフィス系の職種」の2パターンに分けて、悪い例と良い例を比較します。
パターンA:売上など数値目標達成系の職種(営業職など)
自己PRでも、営業職は「課題解決力」「提案力」「目標達成意欲」といった強みを、具体的なエピソードと数字で裏付けることが重要です。
「コミュニケーション能力があります」だけでは、誰でも書ける内容で差別化できません。どんな場面でその能力を発揮し、どんな成果につながったのかを明確に伝えましょう。
私はコミュニケーション能力があります。前職ではお客様と仲良くなることで契約を取ってきました。貴社でも明るく元気に頑張ります。
→ なぜダメか:
- 「コミュニケーション能力」が抽象的で、何を指すのか(ヒアリング力?説明力?交渉力?)が不明
- 「お客様と仲良くなる」では、具体的にどんな行動を取ったのかが見えない
- 数字やエピソードが一切なく、根拠がない
- 「明るく元気に頑張ります」では、仕事で何をどうするのか、どんな成果を出せるのかが見えない
- 入社後にどう貢献できるかのイメージがまったく湧かない
- 誰にでも書けるような内容で、あなたの独自性が全く伝わらない
以下に、3つの自己PR例を紹介します。それぞれ100〜300文字程度にまとめています。
私の強みは、顧客の潜在的な課題を引き出すヒアリング力と提案力です。前職の法人営業では、初回訪問で商品説明を一切せず、顧客の業務フローや課題を1時間以上ヒアリングすることをルールにしていました。例えば、「コストを抑えたい」という顧客には、「なぜ抑える必要があるのか」を掘り下げてヒアリング。その結果、「長期的なコスト削減効果があれば稟議が通る」というニーズを把握し、3年分のランニングコストシミュレーションを提案。価格競争を回避して受注し、年間売上目標の120%を達成しました。貴社でも、この課題解決型の営業活動で業績拡大に貢献します。
→ このPRの特徴:
- 「ヒアリング力」「提案力」という2つの強みを明示
- 「初回訪問では商品説明をしない」という具体的な行動ルールが印象的
- 「120%達成」という数値で成果を示している
- 「価格競争を回避」という営業の高度なスキルをアピール
私の強みは、データに基づく提案力です。前職では、顧客の課題を深くヒアリングし、「なぜそれが課題なのか」を掘り下げることを徹底しました。コスト削減を求める顧客には、ランニングコストのシミュレーションを3年分作成し、「初期費用は高いが、3年後には200万円のコスト削減効果がある」と数値で根拠を示して提案。その結果、競合との価格競争を回避して年間売上1億2,000万円を達成しました。貴社でも、数値で根拠を示す提案で業績拡大に貢献します。
→ このPRの特徴:
- 「データに基づく提案力」という明確な強み
- 「3年分のシミュレーション作成」という具体的な行動
- 「200万円削減」「売上1億2,000万円」という2つの数値で説得力を高めている
- 約200文字とコンパクトで読みやすい
私の強みは、顧客の本質的な課題を引き出すヒアリング力です。前職の法人営業では、単に商品を売り込むのではなく、「顧客が本当に困っていることは何か」を深く聞き出すことを徹底。初回訪問では1時間以上かけて業務フローや課題をヒアリングし、課題解決型の提案を心がけました。その結果、既存顧客のリピート率95%以上を維持し、年間15社の新規開拓に成功しました。貴社においても、顧客の課題解決を第一に考えた営業活動で、長期的な関係構築と業績拡大に貢献します。
→ このPRの特徴:
- 「顧客の本質的な課題を引き出す」という具体的な強み
- 「リピート率95%」「新規15社」という顧客満足度と新規開拓の両方をアピール
- 「長期的な関係構築」という営業の重要な視点を示している
- 約220文字で簡潔にまとめている
【使い分けのポイント】
- 例①:課題解決型の提案力を全面に出したいときにおすすめ
- 例②:データ分析力や論理的思考力をアピールしたいときにおすすめ(最もコンパクト)
- 例③:顧客との関係構築力や長期的な視点をアピールしたいときにおすすめ
応募先企業の求人情報を読み、企業が求めているスキルに合った例を選んで、自分の経験に置き換えて使いましょう。
営業職の自己PRでは、「どんな強みを持っているか」だけでなく「その強みを具体的にどう発揮し、どんな成果につなげたか」を、エピソードと数字で示すことが大切です。
パターンB:バックオフィス系の職種(経理・事務・システムなど)
バックオフィス系の自己PRでは、「業務効率化力」「正確性」「改善提案力」「チームサポート力」といった強みを、具体的なエピソードと数字(時間削減、ミス削減率など)で裏付けることが重要です。
「真面目にコツコツ作業します」だけでは、性格の話にしかなりません。どんな課題に対してどう行動し、どんな成果を出したのかを明確に伝えましょう。
事務職としての経験はありませんが、基本的な事務の流れは理解しております。パソコンスキルは業務での経験のほかに、独自でエクセルやワードを使用しております。真面目にコツコツ作業するのが得意です。
→ なぜダメか:
- 「基本的な事務の流れは理解」→ 具体的に何ができるのかが全く伝わらない
- 「エクセルやワードを使用」→ 関数やマクロが使えるのか、文字入力だけなのか不明(使えるだけでは当たり前)
- 「独自で使用」という表現が曖昧(独学で勉強したのか、趣味で使っているだけなのか)
- 「真面目にコツコツ」は性格の話であって、仕事でどんな成果を出したのかが見えない
- 強みが曖昧で、入社後にどう貢献できるのかのイメージが全く湧かない
- エピソードや数字が一切なく、根拠がない
以下に、3つの自己PR例を紹介します。それぞれ100〜300文字程度にまとめています。
私の強みは、業務フローの課題を発見し、改善を通じて生産性を高める能力です。前職の営業事務では、月末に請求書発行業務(月間200件)が集中し、担当者が連日2〜3時間の残業を強いられていました。私は業務フローを分析し、「売上データ集計に1時間以上」「転記ミスが月2〜3件」という問題点を発見。Excelマクロ(VLOOKUPとピボットテーブル)を独学で習得し、自動集計ツールを構築しました。その結果、月間の作業時間を20時間削減し、転記ミスをゼロにして6ヶ月継続できました。貴社でも業務改善の視点を持ち、生産性向上に貢献します。
→ このPRの特徴:
- 「業務フローの課題発見→改善」という明確な強み
- 「月200件」「2〜3時間残業」という具体的な課題が示されている
- 「Excelマクロ(VLOOKUPとピボットテーブル)」と具体的なスキルを明記
- 「20時間削減」「ミスゼロ6ヶ月」という数値で成果を示している
- 「独学で習得」という主体性が伝わる
私の強みは、正確な業務遂行とマニュアル化による標準化です。前職では、属人化していた見積書作成手順を分析し、誰でも対応できるマニュアル(Word 15ページ、画像付き)を作成しました。さらに、ダブルチェック体制を自主的に導入し、請求書の金額ミスを年間5件からゼロに削減。ミスゼロを6ヶ月間継続できました。貴社においても、正確な実務遂行と業務標準化を通じて、チーム全体の業務品質向上に貢献します。
→ このPRの特徴:
- 「正確性」と「標準化」という2つの強みを明示
- 「Word 15ページ、画像付き」と具体的なマニュアル作成実績
- 「ミス5件→ゼロ」という具体的な改善成果
- 「自主的に導入」という主体性が伝わる
- 約190文字とコンパクトで読みやすい
私の強みは、業務課題を発見し、システム改善を通じて効率化を実現する提案力です。前職では、紙ベースの経費精算(月150件)が月末に集中し、処理に3日かかっていました。私はこの課題を経理部に提案し、クラウド型経費精算システムの導入を実現。さらに、全社員向け操作マニュアル(PowerPoint 20ページ)を作成し、説明会を3回実施しました。その結果、精算処理時間を30%短縮(3日→2日)し、問い合わせ件数を想定の半分以下に抑えました。貴社でも、業務改善の視点を持ち、効率化に貢献します。
→ このPRの特徴:
- 「課題発見→システム改善提案」という高度なスキルをアピール
- 「処理時間30%短縮(3日→2日)」という具体的な成果
- 「マニュアル作成」「説明会3回実施」という実行力が伝わる
- 「問い合わせ半分以下」という副次的な成果も示している
- 約230文字で簡潔にまとめている
【使い分けのポイント】
- 例①:Excelスキル(マクロ・関数)と業務効率化力をアピールしたいときにおすすめ
- 例②:正確性とマニュアル作成力をアピールしたいときにおすすめ(最もコンパクト)
- 例③:システム導入提案や部門を超えた調整力をアピールしたいときにおすすめ
応募先企業の求人情報を読み、企業が求めているスキルに合った例を選んで、自
バックオフィス系の自己PRでは、「どんな課題があったのか」「その課題に対してどう行動したのか」「その結果どんな成果(時間削減、ミス削減)を出したのか」を、エピソードと数字で示すことが大切です。
自己PRでも、職種ごとに評価されるポイントを意識することが大切です。
- 営業職:「ヒアリング力」「提案力」「課題解決力」「目標達成意欲」など
- バックオフィス職:「業務効率化力」「正確性」「改善提案力」「チームサポート力」など
応募先の求人情報をよく読んで、企業が求めている強みを前面に出しましょう。
初めての転職者へのアドバイス
STEP⑤まで進んできたあなたは、Web履歴書の「実績・工夫したポイント」と「自己PR」をブラッシュアップし、企業からのオファーを受け取る準備が整いました。
- 「実績・工夫したポイント」:具体的な数字と行動で、あなたの能力を証明できるようになった
- 「自己PR」:企業に入社後の貢献イメージを伝えられるようになった
- STAR法やフレームワーク:論理的で説得力のある文章が書けるようになった
- 悪い例・良い例の比較:自分の書き方のどこを改善すべきかが明確になった
- 定期的な更新の重要性:Web履歴書を1ヶ月前後で更新することで、スカウトが届きやすくなることを理解した
でも、こんな風に感じていませんか?
「経験が浅いから、アピールできることがない…」
「上司に怒られてばかりで、失敗経験しかない…」
「転職活動を一人で進めるのが不安…」
大丈夫です。この章では、初めての転職者に向けて、経験が浅くても大丈夫な理由、失敗を成長エピソードに変える方法、転職エージェントの活用法を解説します。
経験が浅くても大丈夫
「経験が浅い自分には、アピールできることなんてないんじゃないか…」と思っていませんか?
実は、経験の浅さは転職において致命的なハンデにはなりません。むしろ、20代の若手を積極的に採用したいと考えている企業は、思っている以上にたくさんあります。
マイナビの調査によると、第二新卒の採用を実施している企業の割合は6割を超えており、「今後も第二新卒を採用予定」と回答した企業は8割以上に上ります。しかも、企業が第二新卒に最も求めているものは「専門知識・スキル」でも「実務経験」でもなく、「人柄・性格」と「仕事への姿勢」だというデータもあります。
つまり、企業はあなたの「今の実力」よりも、「この先どれだけ伸びてくれそうか」という可能性=ポテンシャルを見ているんです。経験が浅くても、取り組み姿勢や工夫、学ぶ意欲をしっかり伝えられれば、十分に勝負できます。
- 人柄・素直さ・吸収力:自社に馴染んで、育てがいのある人材かどうか
- 仕事への姿勢・主体性:指示待ちではなく、自分から動いた経験があるか
- ビジネスマナーの基礎:新卒と違い、一定のマナーが身についているかどうか
- 成長意欲・学ぶ姿勢:入社後も積極的にスキルアップしてくれそうか
- コミュニケーション力:上司・同僚・顧客とうまく連携できそうか
大切なのは、「経験が少ない=書けることがない」ではなく、「短い期間の中で何を学び、どう取り組んだか」を伝えることです。では、具体的な書き方を見ていきましょう。
経験が浅い人向けの書き方
経験が浅い場合の書き方には、押さえておくべきポイントがあります。
「大した実績がないから書かなくていいや」は一番やってはいけない対応です。空欄や「特になし」は、採用担当者に「自分の仕事を振り返れていない人」という印象を与えてしまいます。逆に、短い期間でも取り組んだことや工夫を丁寧に書いた人の方が、「真剣に仕事に向き合ってきた人だ」と好印象を持たれやすいんです。
- 「実績・工夫したポイント」の欄を空欄にする、または「特になし」と書く
- 「頑張りました」「一生懸命やりました」など、具体性ゼロの表現だけで終わらせる
- 経験の浅さを言い訳として書く(例:「まだ入社して1年なので…」)
- 実態以上に話を盛って書く(「なぜそれほど活躍できたのに転職するの?」と疑われる)
経験が浅い人が意識すべきポイントは次の3つです。
- 「実績」がなくても「行動量」や「工夫」を数字で書く:成果が出ていなくても、1日の訪問件数・処理件数・月間対応数など行動指標は書ける
- 「どう取り組んだか」のプロセスを書く:うまくいかなかったことも、そこから何を学び、どう改善したかを書くと成長意欲が伝わる
- 「素直さ」と「吸収力」をエピソードで示す:上司や先輩からアドバイスをもらって改善した経験、積極的に質問した経験なども立派なアピール材料になる
また、経験が浅い場合は「過去の成果」を主役にするのではなく、「これからどう活躍できるか」という未来の貢献イメージを前面に出すことも効果的です。特に自己PRでは、「この会社で成長して貢献したい」という意欲と、そのための具体的な行動(資格勉強中・業務関連書籍を読んでいるなど)を加えると、好印象を与えやすくなります。
- 「経験はまだ浅いものの、〇〇を意識して取り組んできました」
- 「先輩・上司からのフィードバックを積極的に吸収し、〇〇を改善しました」
- 「うまくいかなかった経験から〇〇を学び、その後は△△を実践しています」
- 「短い期間ではありますが、〇〇という工夫で△△の成果を出せました」
- 「入社後のスキルアップのため、現在〇〇の勉強を継続しています」
経験が浅い人向けの具体例(数値目標達成系の職種)
ここでは、営業など売上・契約件数などの数値目標がある職種での書き方を見ていきます。
「まだ入社して1〜2年だし、大した成績も残せていないから書けることがない…」と感じている方も多いですが、成果の大小よりも「どう動いたか」「そこから何を学んだか」を丁寧に書くことの方が、採用担当者には響きます。
【実績・工夫したポイントの具体例】
■営業活動
・法人営業(IT商材)
・顧客への提案活動
【実績や工夫したポイント】
・入社1年目なのでまだ実績と呼べるものはありません
・毎日一生懸命取り組んでいます
→ なぜダメか:
- 「実績がない」と自分でネガティブな結論を出してしまっていて、読む気が失せる
- 業務内容が抽象的すぎて、何をどのくらいやっていたのか全くイメージできない
- 「一生懸命」は気持ちの話で、行動の話ではない
- 採用担当者は「でも何をどう頑張ったの?」と思うだけで、会いたいとは思えない
■法人向けIT商材の新規開拓営業(2024年4月〜2025年3月・入社1年目)
・新規顧客へのアポ取得活動(電話・メール):1日平均15〜20件のアプローチを継続
・商談同行:先輩営業に同行し、月平均8件の商談に参加。顧客の課題ヒアリングと提案の流れを学習
・見積書作成サポート:先輩からの依頼で月平均5〜10件の見積書作成を担当
・既存顧客のフォローコール:担当先輩の顧客10社を代行フォロー(月1〜2回)
【実績や工夫したポイント】
・入社6ヶ月目(2024年10月)から単独商談を開始し、初月に2件の新規受注を獲得
・目標達成率は入社1年目の通算で約70%と目標には届かなかったが、月間のアポ取得件数は全新人の中でトップを継続
・商談で断られた際は必ずメモを取り、先輩に相談してトークスクリプトを毎週改善。フォローから受注につながった案件が3件
・商談同行で観察したヒアリングの手法(「課題→影響→解決後のイメージ」を順番に聞く方法)を自分でも実践し始め、商談での会話量が増えた実感がある
→ なぜ良いのか:
- 入社1年目という状況を正直に書きながらも、行動量を「1日15〜20件」と数字で示している
- 目標達成率が70%と未達でも、「アポ件数は新人トップ」という別の切り口で実績を示している
- 「断られた→先輩に相談→毎週改善→3件受注」という改善のサイクルが見える
- 「学んだことを自分でも実践した」という素直さと吸収力が伝わる
【自己PRの具体例】
まだ経験が浅く、実績もありませんが、明るく元気で前向きに頑張ります。わからないことは先輩に聞いて覚えていくので、早く戦力になれるよう努力します。
→ なぜダメか:
- 「経験が浅く実績もない」と自分でネガティブに始めてしまっている
- 「明るく元気」「前向き」は性格の話で、仕事での行動ではない
- 「先輩に聞いて覚える」では受け身の姿勢しか伝わらない
- 「早く戦力になれるよう努力します」という意気込みだけで、根拠となるエピソードが一切ない
- どんな強みがあって、どう活躍できるのかが全くイメージできない
私の強みは、うまくいかない経験から学んで改善し続ける姿勢です。入社1年目の営業では、目標達成率70%と満足できる結果は出せませんでしたが、商談で断られるたびに原因をメモして先輩に相談し、トークスクリプトを毎週改善してきました。また、先輩の商談に同行して観察したヒアリング手法を自分でも実践した結果、商談での会話量が増え、入社6ヶ月目から単独受注もできるようになりました。まだ経験は浅いですが、素直に学び、行動で改善し続ける姿勢を活かして、貴社の営業活動に貢献します。
→ なぜ良いのか:
- 「達成率70%という未達」を正直に書きながら、「だからこう動いた」という改善行動に転換している
- 「毎週改善」「同行して観察・実践」という具体的な行動が書かれていて、素直さと吸収力が伝わる
- 「入社6ヶ月目から単独受注」という小さくても具体的な成果で根拠を示している
- 「まだ経験は浅いですが」と謙虚に認めた上で、強みとしての「改善する姿勢」を伝えている
- 経験の浅さをネガティブに使わず、成長のプロセスとしてポジティブに見せている
- 行動量:1日のアプローチ件数、月間の訪問件数・電話件数・商談件数
- 目標に対する進捗:「目標の〇%達成」「〇ヶ月目から単独商談スタート」
- 学びと改善のサイクル:うまくいかなかった→先輩に相談→改善→その後の変化
- 表彰・評価されたこと:「新人の中で〇〇1位」「行動量賞を受賞」など、小さな評価でも書く
- 自分なりのルール・工夫:「断られた理由を毎回記録した」「週1でロールプレイを自主練した」など
経験が浅い人向けの具体例(バックオフィス系の職種)
次に、経理・事務・総務・人事・システムなど、バックオフィス系の職種での書き方を見ていきます。
バックオフィス系の仕事はルーティンワークが多く、「特筆するような実績なんてない」と感じやすい職種ですが、「業務に向き合う姿勢」と「小さな改善の積み重ね」は必ず書けるはずです。経験が浅い場合は特に、「どれだけの業務をこなしたか(処理件数)」と「どんな工夫をして取り組んだか」の2点を意識して書きましょう。
【実績・工夫したポイントの具体例】
■一般事務
・データ入力・電話対応・書類作成
【実績や工夫したポイント】
・入社してまだ1年ほどなので実績はありません
・ミスをしないよう丁寧に作業しました
・言われたことはきちんとこなしました
→ なぜダメか:
- 「実績はない」と自分でシャッターを閉めてしまっている
- 「データ入力・電話対応・書類作成」の3語では差別化できない
- 「丁寧に作業した」「きちんとこなした」は当たり前のことを書いているだけで評価につながらない
- 処理件数も具体的な工夫も一切書かれておらず、業務量すらイメージできない
■一般事務・営業サポート業務(2024年4月〜2025年3月・入社1年目)
・受発注管理:顧客からの発注書受領・社内システムへの入力(月平均50件)
・請求書発行:月末の請求書発行業務を担当(月平均80件、Excelと会計ソフト使用)
・電話・メール対応:顧客からの納期確認・見積依頼などの問い合わせ対応(1日平均15件)
・営業資料作成サポート:営業担当からの依頼に基づく提案書・見積書の作成補助(Word・Excel使用)
【実績や工夫したポイント】
・入社後1ヶ月間で先輩の業務手順を観察・メモし、自分用の業務チェックリストを自主的に作成。入社3ヶ月目以降はミスゼロを継続中
・月末の請求書発行が集中する時期に業務が滞りがちな課題があり、前月25日から準備を始めるルーティンを自分なりに設定。締め日ギリギリの残業を減らすことができた
・ExcelのVLOOKUP関数を独学で習得し、これまで手入力していた顧客コードの引き当て作業を自動化。1件あたりの処理時間を約5分短縮
→ なぜ良いのか:
- 入社1年目でも処理件数(月50件・月80件・1日15件)を数字で明記していて業務量が伝わる
- 「先輩を観察→メモ→チェックリスト作成」という、自分から動いた具体的な行動が書かれている
- 「ミスゼロ継続」「残業削減」「処理時間5分短縮」と小さくても成果を数字で示している
- 「独学でVLOOKUP習得」という向上心と主体性が伝わる
【自己PRの具体例】
事務職として入社1年ほどで、まだ経験が少ないですが、真面目にコツコツ取り組める自信があります。パソコンはExcelやWordが使えます。丁寧な仕事を心がけているので、貴社でも頑張りたいと思います。
→ なぜダメか:
- 「経験が少ない」とネガティブに始めてしまっている
- 「真面目にコツコツ」は性格の話であって、仕事での行動ではない
- 「ExcelやWordが使える」は当たり前すぎて差別化にならない(どのレベルで使えるかが不明)
- 「丁寧な仕事」「頑張りたい」では、入社後にどう貢献するのかが全くイメージできない
- エピソードや数字が一切なく、根拠がない
私の強みは、課題に自分で気づいて改善に動く主体性です。入社1年目の事務業務では、月末の請求書発行が集中する時期に業務が滞る課題を感じ、前月25日から準備を始めるルーティンを自分で設定。残業時間の削減につなげました。また、繰り返し発生するミスを減らすために業務チェックリストを自主作成し、入社3ヶ月目以降はミスゼロを継続しています。ExcelのVLOOKUP関数も独学で習得し、処理時間の短縮にも取り組みました。経験はまだ浅いですが、課題を見つけて自分で動く力で、貴社の業務効率化に貢献します。
→ なぜ良いのか:
- 「課題に気づいて自分で動く」という強みが最初に明示されている
- 「25日から準備→残業削減」「チェックリスト→ミスゼロ」「VLOOKUP独学→処理時間短縮」という3つの具体的エピソードで強みを裏付けている
- 「経験はまだ浅いですが」と正直に書いた上で、入社後の貢献イメージを「業務効率化」という言葉で示している
- 「独学で習得」というフレーズが、学ぶ意欲と自立性をさりげなくアピールしている
- 処理件数・対応件数:「月〇件の書類処理」「1日〇件の電話対応」など、業務量を数字で示す
- 自主的に作ったもの:チェックリスト、手順メモ、マニュアルの草案など
- 習得したスキル:「Excelの〇〇関数を独学で覚えた」「会計ソフトの操作を1ヶ月で習得した」
- ミス防止の工夫:ダブルチェックの習慣化、確認ルーティンの設定など
- 業務改善の提案・行動:小さな提案でも、自分から動いた経験は大きなアピールになる
バックオフィス系の職種では、「言われた仕事をこなすだけでなく、自分なりの工夫で仕事の質を高めようとした」という姿勢が、採用担当者にとって最も響くポイントです。経験が浅いからこそ、素直さと向上心で差をつけられます。
できることが少ないと感じていても大丈夫
「自分には強みがない」「これといってできることがない気がする…」
特にブラック企業で日々追い詰められていると、自信を失って当然です。毎日「できていないこと」を指摘され続ければ、自分の「できていること」が見えなくなるのは当たり前のことなんです。
でも、はっきりお伝えします。「できることが本当にゼロ」という人はいません。「強みがない」と言っていた人が、話を聞いていくうちに次々とアピールできる経験が出てくる…というケースは、転職相談の現場では非常によくあることです。
- 上司に怒られてばかりで、自分には何もできないと思い込んでいる
- 仕事のレベルが高すぎて、自分が何もできていないように感じる
- 「これ前にも説明したよね?」と言われるから、自分は物覚えが悪いんだと思っている
- 「できていること」より「できていないこと」ばかりが頭に浮かんでくる
これは「できることが少ない」のではなく、「できていることに気づけていない」だけかもしれません。厳しい環境で高いレベルの業務に向き合い続けてきたこと自体、実は大きな経験です。そこから何かを吸収しようとした姿勢、ミスをしないよう工夫した行動、少しずつ改善してきたプロセス——これらは、「一緒に働きたい人材」を判断するときの立派な材料になります。
大切なのは、「派手な成果」ではなく「仕事への向き合い方」をどう言語化するかです。
できることが少ないと感じている人向けの書き方
「できることが少ない」と感じているときは、まず視点を変えてみましょう。転職エージェントのキャリアアドバイザーもよく言うように、「強みがないんじゃなくて、自分ではわかっていないだけ」というケースがほとんどです。
以下のステップで、自分の「できること」を掘り起こしてみてください。
- STEP1:仕事での経験をとにかく全部書き出す(良い悪い関係なく、業務内容・担当したこと・関わった人など)
- STEP2:少しでも褒められたこと・認められたことを思い出す(「助かった」「ありがとう」「さすがだね」など、小さな言葉でもOK)
- STEP3:苦労した経験を「乗り越えた経験」として見直す(失敗した→改善した、うまくいかなかった→工夫したというプロセスが強みになる)
- STEP4:「人に教えられる業務」を考える(後輩や新人に説明できることは、そのまま「得意なこと」)
特にSTEP3の「苦労した経験の見直し」は非常に重要です。例えば、「上司に何度も指摘された→そのたびにメモを取って同じミスを繰り返さないよう努力した」というエピソードは、「ミスから学ぶ力」「改善する力」として表現できます。「自分で考えて」と突き放された→自分なりに調べて仮説を立ててから行動するようにした」なら、「自主的に考えて動く力」になります。
- 「いつもミスを指摘された」→「ダブルチェックや確認リストを自分で作り、ミスをゼロにする取り組みをしてきた」
- 「質問しにくくて自分で調べた」→「まず自分で考えて仮説を立て、必要な情報を自力で収集する習慣がある」
- 「業務レベルが高くてついていくのが大変だった」→「高いレベルの業務環境で〇〇の経験を積んできた」
- 「日付が変わるまで働いていた」→「責任感が強く、任された業務を最後までやり遂げる粘り強さがある」
- 「先輩や上司のやり方を見て学んだ」→「観察力があり、周囲から積極的に吸収する姿勢がある」
- 前職の不満や愚痴をそのまま書かない:「上司が怖くて聞けなかった」ではなく「自分で調べて解決する習慣を身につけた」と前向きに変換する
- 「何もできません」「特に強みはありません」は絶対に書かない:謙遜と自己評価の低さは別物で、採用担当者は「自己認識ができていない人」と判断する
- 自己研鑽は積極的に書く:勉強中の資格、読んでいる業務関連書籍、オンライン学習など、成長しようとしている姿勢は高く評価される
できることが少ないと感じている人向けの具体例(数値目標達成系の職種)
「成果が出ていない」「目標を達成できていない」という状況でも、書き方次第で十分にアピールできます。ここでのポイントは、「成果ではなくプロセスと改善行動を主役にする」こと。採用担当者は、「結果が出なかったときにその人がどう行動したか」を見ることで、入社後のポテンシャルを判断しています。
【実績・工夫したポイントの具体例】
■営業活動
・ルートセールス(既存顧客訪問)
【実績や工夫したポイント】
・なかなか成果が出ずに苦労しました
・上司の指示に従って頑張りました
→ なぜダメか:
- 「苦労した」「頑張った」は気持ちの話で、具体的な情報が何もない
- 「上司の指示に従って」では完全に受け身の印象を与えてしまう
- 業務内容すら抽象的で、何社担当していたのか・どんな商品を扱っていたのかもわからない
- 「この人と話してみたい」と思わせる要素がゼロ
■飲食店向け食品卸の既存顧客ルートセールス(2024年4月〜2025年3月・入社1年目)
・担当エリア:〇〇市内の飲食店約40店舗を週1〜2回のペースで巡回訪問
・主な業務:日次発注受付・新商品提案・クレーム対応・売場改善提案
・取り扱い商品:業務用調味料・加工食品(担当顧客の年間取引額は約1,200万円規模)
【実績や工夫したポイント】
・目標達成率は年間通算で約65%と目標には届かなかったが、「なぜ取引が増えないのか」を毎回の訪問後に記録し、先輩に週1回相談するサイクルを続けた
・先輩から「まず顧客が抱える悩みを聞くことが先」とアドバイスをもらい、訪問時に商品説明よりも店舗の課題ヒアリングを優先するよう切り替えた
・この改善を始めた入社10ヶ月目(2025年1月)から、1件の新商品採用と既存顧客1社の取引額アップを達成
・巡回訪問のルートを自分で最適化し、1日の訪問件数を平均5件から7件に増やすことができた
→ なぜ良いのか:
- 目標65%という未達の数字を正直に書きながら、「だからこそこう動いた」という改善行動に焦点を当てている
- 「毎回の訪問後に記録」「週1回先輩に相談」という具体的な行動サイクルが見える
- 先輩のアドバイスを素直に実践し、結果が出始めた経緯が書かれていて素直さと吸収力が伝わる
- 「訪問件数5件→7件に最適化」という小さな改善でも、数字で示すことで行動量の工夫が伝わる
【自己PRの具体例】
前職では営業として働いていましたが、なかなか成果が出ませんでした。自分には向いていないのかもしれないと感じています。ただ、人と話すのが好きなので、次の会社では気持ちを切り替えて頑張りたいと思います。
→ なぜダメか:
- 「成果が出なかった」「向いていないかも」というネガティブな内容のみで終わっている
- 「人と話すのが好き」は趣味・性格の話で、営業スキルのアピールになっていない
- 「気持ちを切り替えて頑張る」は意気込みだけで、根拠となる行動・エピソードが一切ない
- 採用担当者に「この人を採用したら同じことが繰り返されそうだ」と思わせてしまう
私の強みは、うまくいかない原因を分析して改善し続ける粘り強さです。前職のルートセールスでは目標達成率65%と満足できる結果は出せませんでしたが、毎回の訪問後に「なぜ取引が増えないのか」を記録し、先輩に週1回相談するサイクルを続けました。先輩のアドバイスをもとに商品説明より先に顧客の課題を聞くスタイルに切り替えた結果、入社10ヶ月目から新商品の採用と取引額アップを達成することができました。また、訪問ルートを自分で最適化し、1日の訪問件数を5件から7件に増やすなど、行動量の改善も続けました。この改善し続ける姿勢を活かして、貴社の営業活動に貢献します。
→ なぜ良いのか:
- 「目標65%未達」という厳しい数字を正直に書いた上で、改善行動に転換している
- 「毎回記録→週1相談→スタイル変更→成果」という改善のサイクルが時系列で伝わる
- 「5件→7件」という小さな数字の変化でも、自主的に動いた姿勢の証拠になっている
- 「粘り強さ」という強みが、エピソードと数字できちんと裏付けられている
- 「向いていないかも」というネガティブを一切使わず、成長のプロセスとして見せている
- 達成率を正直に書きつつ、別の数字(行動量・改善回数)で補う:「目標〇%達成」+「1日訪問件数〇件」など
- 改善のサイクルを時系列で書く:「〇ヶ月目に○○を改善した→その後に△△が変わった」
- 誰かに相談・学んだ経験を書く:「先輩に相談して〇〇を実践した」は素直さのアピールになる
- 入社何ヶ月目の出来事か書く:時期を入れると成長のスピード感が伝わる
できることが少ないと感じている人向けの具体例(バックオフィス系の職種)
バックオフィス系の職種で「できることが少ない」と感じている場合は、「ルーティン業務をどれだけ丁寧に、かつ工夫して取り組んできたか」が最大のアピールポイントになります。「毎日同じ作業をするだけで、特に何も変わったことはしていない」という方も多いと思いますが、その「毎日同じ作業」の中に、ミスを防ぐための工夫や小さな改善が必ず眠っています。
【実績・工夫したポイントの具体例】
■一般事務
・データ入力・ファイリング・電話対応
【実績や工夫したポイント】
・真面目にコツコツ作業するのが得意です
・言われたことをしっかりとこなしました
・特に大きな実績はありません
→ なぜダメか:
- 「データ入力・ファイリング・電話対応」の3語では、業務の規模も頻度も何も伝わらない
- 「真面目にコツコツ」「きちんとこなした」は性格の表現で、仕事での具体的な行動ではない
- 「大きな実績はない」という自己否定で終わると、採用担当者は「自己PR力が弱い人」と判断する
- 処理件数も使用ツールも工夫した点も一切書かれておらず、何もイメージできない
■人事部・一般事務(入退社手続き・勤怠管理補助)(2023年4月〜2025年3月)
・入退社手続き書類の受領・確認・ファイリング:年間約50件(正社員・アルバイト含む)
・勤怠データ集計サポート:月次で全社員約200名分の出退勤データをExcelに集計・確認作業を担当
・社内問い合わせ対応:有給休暇・社会保険に関する問い合わせ対応(月平均30件)
・備品管理:消耗品・文具の発注と在庫管理(月1回棚卸し)
【実績や工夫したポイント】
・入退社書類の抜け漏れが発生しやすかったため、書類チェックリスト(全32項目)を自主的に作成し、確認フローを整備。以降は書類不備による差し戻しがゼロに
・同じ内容の問い合わせが繰り返されることに気づき、よくある質問をまとめたQ&Aシートを作成して社内共有フォルダに格納。月30件あった問い合わせが約20件に減少
・Excelの集計作業でのミスを防ぐため、上司に相談してIF関数とCOUNTIF関数の使い方を教えてもらい、入力エラーを自動検出できる仕組みを構築
→ なぜ良いのか:
- 「年間50件」「社員200名分」「月30件」と処理件数・規模を数字で示している
- 「チェックリスト32項目を自主的に作成」「Q&Aシート作成→共有」という自分から動いた行動がある
- 「書類不備ゼロ」「問い合わせ30件→20件」という定量的な成果が書かれている
- 「上司に相談して教えてもらった」という素直さと「自分で仕組みを構築した」という主体性の両方が伝わる
【自己PRの具体例】
事務職として働いてきましたが、特に大きな実績はありません。真面目にコツコツと作業するタイプで、ミスをしないよう気をつけながら業務をこなしてきました。パソコンが得意なので、事務の仕事は向いていると思っています。
→ なぜダメか:
- 「大きな実績はない」と冒頭から自己否定してしまっている
- 「真面目にコツコツ」「ミスをしないよう気をつけた」は性格・意識の話で、行動ではない
- 「パソコンが得意」では、どのレベルで何ができるのかが全く伝わらない
- 「向いていると思っている」では主観的すぎて、根拠がない
- 入社後にどう貢献するのかのイメージが一切湧かない
私の強みは、日常業務の中で課題を見つけ、自分で改善策を考えて動く姿勢です。前職の人事事務では、入退社書類の抜け漏れが繰り返し発生していた課題に気づき、32項目のチェックリストを自主作成して確認フローを整備。以降は差し戻しゼロを達成しました。また、同じ内容の問い合わせが月30件繰り返されていた課題に対してQ&Aシートを作成・共有し、問い合わせ件数を約20件に削減。ExcelのIF関数やCOUNTIF関数も上司に相談しながら独学で習得し、集計ミスの自動検出の仕組みも構築しました。特に派手な実績はありませんが、日々の業務改善を積み重ねる力で、貴社のバックオフィス業務の効率化に貢献します。
→ なぜ良いのか:
- 「課題を見つけて自分で動く」という強みが最初に明示されている
- 「32項目のチェックリスト→差し戻しゼロ」「Q&Aシート→問い合わせ30件→20件」という2つのエピソードで具体的に裏付けている
- 「上司に相談しながら独学で習得」というフレーズが、素直さと自立性を同時にアピールしている
- 「特に派手な実績はありませんが」と正直に書いた上で、「業務改善を積み重ねる力」という強みで締めていて誠実な印象を与える
- 「貴社のバックオフィス業務の効率化に貢献」という入社後の貢献イメージが明確
- 「月〇件」「年〇件」という処理件数を必ず入れる:件数があるだけで業務量が伝わる
- 自主的に作ったもの(チェックリスト・Q&A・手順書)を書く:「個人用の覚え書き」レベルでも、自分から動いた事実が重要
- 上司や先輩に相談して改善した経験を書く:「相談→実践→改善」のサイクルが素直さと改善力の両方をアピールする
- 使用したExcelの機能・ソフト名を具体的に書く:「Excel使用」ではなく「VLOOKUP・COUNTIF関数を使用」と書くとスキルレベルが伝わる
- 「気づいて動いた経験」はどんな小さなことでも書く:「〇〇という問題に気づいて△△という対応をした」という構成が最もシンプルで伝わりやすい
「できることが少ない」と感じているときでも、日々の仕事に誠実に向き合ってきた人には、必ず書けることがあります。「特に大きな実績はない」という言葉でシャッターを閉める前に、「あのとき工夫したこと」「自分なりに考えて動いたこと」を一度じっくり思い出してみてください。それがそのまま、あなたのWeb履歴書を強くする材料になります。
転職エージェントで「実績・自己PR」をブラッシュアップする
ここまで、「実績・工夫したポイント」と「自己PR」の書き方を解説してきましたが、「自分で書いてみたけど、これで本当に大丈夫かな…」と不安に感じる方も多いはずです。
そんなとき頼りになるのが、転職エージェントのキャリアアドバイザーへの相談です。転職サービスについてはSTEP③で詳しく紹介していますが、STEP⑤のテーマである「実績・自己PR」のブラッシュアップという観点から、エージェントをどう活用するかに絞ってお伝えします。
- 職務経歴書・Web履歴書の添削:書いた内容を実際に読んでもらい、「伝わっているか」「強みが出ているか」をプロの目線でフィードバックしてもらえる
- 実績の「言語化」サポート:「これって書いていいのかな…」と迷っている経験も、アドバイザーと話すことで立派な実績として整理できることが多い
- 自己PRの方向性の確認:希望する職種・業界に対して「どの強みをどう打ち出すべきか」を、求人情報と照らし合わせながら一緒に考えてもらえる
特に転職活動が初めての方にとって、「自分の経験を客観的に評価してもらう」という経験は非常に大切です。自分では当たり前だと思っていたことが、採用担当者の目には魅力的に映ることは珍しくありません。
- 「実績が少ない・地味だ」と感じている:バックオフィス系や経験年数が浅い方でも、アドバイザーは強みの引き出し方を知っている
- 「自己PRに何を書けばいいかわからない」:面談で話すだけで、アドバイザーが強みを整理してくれることも多い
- 「書いてみたが自信がない」:第三者の目線でフィードバックをもらうと、客観的な強みや改善点が明確になる
- 「応募先に合った書き方をしたい」:志望業界・職種に特化したアドバイスはエージェントならではの強み
転職エージェントへの登録・相談は無料です。「まだ本格的に転職するか決めていない」という段階でも、「実績・自己PRを見てもらう」という目的だけで利用してOKです。書いた内容をプロに一度確認してもらうだけで、Web履歴書の完成度が格段に上がりますよ。
- 希望職種・業界:どの方向性で転職を考えているかを伝えると、より的確なアドバイスがもらえる
- 現状の懸念点:「実績が少ない気がする」「自己PRが長すぎる気がする」など、自分が不安に思っている点を正直に伝えよう
- 現在の職務経歴書やWeb履歴書の内容:書いたものを見せることが添削の大前提。「まだ下書き段階」でも大丈夫
まとめ:ブラッシュアップで転職の成功率を高める
「実績・工夫したポイント」と「自己PR」のブラッシュアップ方法を、基本的な考え方から具体例まで詳しく解説してきましたが、いかがでしたか?
最後に、この記事でお伝えしてきた重要ポイントを整理しておきましょう。
- 「実績・工夫したポイント」は過去の事実、「自己PR」は未来の可能性を伝えるもの:この違いを意識して書き分けることが、採用担当者の心を動かす第一歩
- 数字を使って具体的に書く:「頑張りました」ではなく「1日20件のアプローチを継続し、入社6ヶ月目に初受注」のように、行動量・成果・プロセスを数字で示す
- STAR法(状況→課題→行動→結果)を意識する:なぜその実績が出せたのかというプロセスを書くことで、再現性と仕事への工夫が伝わる
- 経験が浅くても、できることが少ないと感じていても大丈夫:企業が第二新卒に求めているのは「人柄・素直さ・吸収力」と「仕事への姿勢」。経験より可能性を見ている
- 苦労した経験を「成長エピソード」に変換する:「上司に指摘されたからメモを取るようにした」「自分で調べて仮説を立てた」は、立派な「改善力」「自主性」のアピール材料になる
- Web履歴書は定期的に更新する:1ヶ月前後を目安に更新することで、スカウトが届きやすくなる
- 不安なときは転職エージェントに添削してもらう:無料で利用でき、プロの目線でフィードバックをもらえる。「まだ転職するか決めていない」段階でも気軽に相談してOK
そして、何より大切なことをお伝えします。
毎日怒られながら仕事に向き合い続けているあなたには、気づいていないだけで必ずアピールできる経験があります。
「これ前にも説明したよね?」と言われながらも自分でメモを取り直して同じミスを減らそうとした。「自分で考えて」と突き放されながらも自分なりに調べて行動した。日付が変わるまで働きながらも、仕事を投げ出さずに続けてきた——これらは全部、「改善力」「自主性」「責任感」という強みの証拠なんです。
- 転職活動で大切なのは「今の実力の多さ」ではなく、「仕事にどう向き合ってきたか」
- 企業が第二新卒に求めているのは「即戦力」ではなく、「伸びしろとポテンシャル」
- 「経験が浅い」「できることが少ない」は、「これから成長できる余地が大きい」とも言い換えられる
- あなたの代わりに声をかけてくれる人はいない。自分の経験を言語化して発信するのは、あなた自身だけ
転職活動は、今の環境から脱出するためだけのものではありません。「自分がこれからどう働いていきたいか」を改めて考える、大切な機会でもあります。
STEP⑤まで完了したあなたは、もう一歩一歩確実に前進しています。Web履歴書のブラッシュアップが終わったら、次はいよいよ実際の応募と選考のフェーズです。